エリック杯も終ったねぇ。私はまだ男子は全部は見てないの。ほら、地上波では3人しか放送せんやったけどさ。BSではもっとたくさんの選手の演技、やったのやろ???これからそれを見ようと思うてるのやけどさぁ。

でも、でもでもでも!!!それを見る前に、あーーーーもう書かずにはいられないよ!!・・・・それは他でもない。真央っちの新プログラムについて。なぁ???大会前からえーーらい話題になっとったのやろ、あの子の新プログラム。いったいどんなのやろって、な!!

みんな、期待にワクワクやったのよなぁ。今季、私が大注目しちゃったのが、SPよりも実はフリー。あの「仮面舞踏会」って、やぁ初めて見たけどやで。こりゃぁなんとまぁ、すごいプログラムや。鬼気迫るプログラムでんなぁ・・・・さすがタラソワさんや、ああっ!!もうこの一言やで。

実を言うとや、背中にゾクッと寒気が走った。(笑)それほどまでも、やぁホンマに戦慄した。スケアメでヨナの新プログラムお披露目を見たときよ、ウン、正直言うてやで。これに対抗できる選手が、プログラムが、あるやろかと思うた。いつもながらのヨナの素晴らしさ、いや昨シーズンよりもやで。

さらに磨きがかかって進化し続けるヨナの世界に、「最高!!」って。いつもながらに酔いしれたのな。でも、真央っちの新プログラム、この「仮面舞踏会」を一目見てしもたらや。やぁあの子がアレをちゃんとこなしきったら!!ヨナの「シェヘラザード」など足元にも及ばぬ。

これは請合うてもエエ。必至やで。あの子のこれまでのプログラムの中ではもちろんのこと、他のどの選手のプログラムだって、あんなのこれまで見たこと無い。なんとデーモニッシュな、なんと独特の緊迫感に満ち満ちた、ああ、なんちゅうプログラムやろなぁ!!

真央っち自身は、「ゴージャスに見えると思います♪」なんて言うとったけど、やぁあれは、やぁ全くアレは!!そんな生っちょろいモンやない。悪魔のプログラムやで。狂気のプログラムや。思い思いに仮面をつけた人々が、何ものかに憑かれたように踊り狂う。そう・・・

悪魔の赤い靴をはいた少女が、死ぬまで踊らされたように。ウン、私が、アレ見てやで。まず思い出しちゃったのが、エドガー・アラン・ポーの「赤死病の仮面」。な?あのイメージや。私の記憶が確かならばよ、アレはまさにそんなような話。

赤死病・・・・かつてこの世界に猛威を振るった、死に至る恐ろしい伝染病。たぶんペストとかそんなようなモンやと思うけどよ。あるときこの病が流行して、人々を恐怖に陥れたのな。来る日も来る日もバタバタと人が死んでいく、地獄のような町の光景。その世界から隔離された屋敷で・・・・

ある貴族が、豪華絢爛な仮面舞踏会を開いたのな。病原菌が蔓延する外の世界の一切を遮り、そこに招待された人々は、赤死病の恐怖から逃れるために、憑かれたように踊り狂う。音楽、酒、女。贅を尽くした乱痴気騒ぎが、来る日も来る日も、何ヶ月も続いた・・・・

彼らは別に踊りたいわけやないのよな。でも踊らずにはいられないのや。凍りつくような恐怖のあまりに、そう、まるで見えない悪魔に操られているかのように・・・・。ちなみにこの話には、見事なまでの戦慄のオチが用意されとんのであるが、まぁ、コレはここではエエやろ。(笑)

そう、私のイメージでは、あのタラソワさんの「仮面舞踏会」は、まさにコレや。スローパートは一切無しで、最初っから最後まで一気に駆け抜けていく。あの何ものかに取り憑かれたような、何かに追われている様な。尋常ではないスピード感は、まさに狂気・・・・

あの中の真央っちは、まるで大きな波に飲み込まれて行くかのよう。何かに操られているように、まるで風に舞う木の葉のように。ひたすらに踊り狂い、誰にも止められない。そう、これは悪魔のステップ・・・・。ああ!!こんなプログラム、これまで見たこと無い。他のどの選手にも、ああ、誰にも!!

ちょっと前のあの子やったら、な?これは、まさしく「赤い靴」の少女そのものやったやろが。あの衣装、そしてリキッドのアイラインをスッと目尻に向かって跳ね上げたメイク。それに、ところどころで見せる、ハッとするような悩ましげな表情といい、もはや「大人っぽい」というのはあてはまらない。

まさに「大人」そのものやで。仮面舞踏会といえば、んなぁ?あの時代のヨーロッパの貴族たちの、なんともいえぬ享楽的な、退廃的な・・・・淫蕩で猥雑な、なぁ。そういうイメージがあるよな。この世の贅沢を味わい尽くした人々が、その場限りのきわどい快楽を求め興じる・・・

な?そういう大人の秘密のお遊びだったわけな。その世界を演じるのに、まぁなんとあの子は・・・・ちょっと前まではあどけないばかりだったあの真央っちがよ。見違えるばかりの妖艶な雰囲気。な?コレを身にまとうようになったなぁ!!外見の成長もさることながら、これぞタラソワマジック???

・・・っっってやつっスかね???(笑)やぁ私はやで。昨シーズンのフリー、「幻想即興曲」。な?コレはよ、正直言うて、可もなく不可もなくの、こう言うたらナンやけど。つまらないプログラムやと思うてたのな。それに対して、タラソワさん振り付けのSP。なんやったっけ、ほら・・・・

「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア」。あっちの方が、ずっとずっと好きやったし、何倍も素晴らしいと思うていた。そのついちょっと前までは、「お遊戯会」の世界を行ったり来たりしてた、あの真央っちの成熟した女性の魅力を、いきなり!しかもこんだけ引き出してしまうとは!!!って・・・

やぁ度肝を抜かれたな。舌を巻いた。タラソワさんに磨かれ、どんどん美しくなっていくのな、あの子は。このまま行ったら、いったいどこまで行くのやろうって、そんな気にさえさせられる。既に今シーズン、あの「仮面舞踏会」で、一人別次元を目指す。そんなカンジがするで。

タラソワさんがあの子に贈るプログラムは、この上も無く魅力的であるけれど、それと同時に、この上も無く技術的に高度で難しい。そういうプログラムでもあるようよな。そこんとこが影響しとんのか、ちょっとミスが出がちな感じもするけども、やぁでも、これは絶対間違い無いで。

タラソワさんのアレについて行けば、それこそヨナなど足元にも及ばぬ。そういう、一人別次元のスケーターになるのは保証つきや。試合で勝てるのはもちろんのこと、これまでこんなの誰も見たこと無いっていう・・・・そう。他の誰にも似ていない、唯一無二のスケーター・・・・・

そういう伝説の選手になれるのは保証つきやで。願わくば、ああ、願わくばやで。コーエンみたいにならんといて欲しいな。結果らしい結果が出んままに、途中でタラソワさんの下を去ってしまうなんてことが無いように願うな。(笑)最低でも五輪までは、なんとしてもついて行って欲しい・・・・

タラソワさんのプログラムは難しいけどや。あの人が魔法のように、さっとあの子の上に加えるひと色が、私はホンマに好きやねん。ただ真っ直ぐで素直な、天真爛漫な愛くるしい少女が。あの人の手にかかれば、なぁ。なんという変わりようやろか。「仮面舞踏会」は悪魔のプログラムや。な?願わくばやで。

あのプログラムの魔力に押しつぶされてしもてはイカンな。「ねじ伏せる」ぐらいに。な?成長していって欲しいものやで。タラソワさんは、それができると思うからこそ、あれをあの子のために作ったのや。例えば、あのプログラムの最大の関門は、最後のストレートラインステップやと私は思うてるけども。

あんだけ尋常ではないスピードでガンガン飛ばしてればよ、最後のストレートラインに入る前に、な?絶対にへばってしまうはずなのな。で、あの最大の盛り上げどころで、ヘナヘナしてしもて。明らかに疲れが見えれば、あのプログラムはおじゃん。一切が台無しなのな。

その前がいかに良くても、あのストレートラインがダメやったら、もう全てがダメ。そういう印象になってしまうのな。何ものかに追い立てられるかのように、死ぬまで踊り続ける狂気の世界・・・・。これを演じるアレは、この上も無く過酷な、そう。残酷なプログラムなんやで。

一瞬たりとも素のあの子に戻ることは許されぬ。デーモニッシュと言うたけど、やぁタラソワさんこそが悪魔に見えるな。(笑)稀代のチャンピオンメーカーが今季、世界女王に加えたひと色は、これまで誰も表しきれなかった妖しい狂おしき世界・・・・・
2008.11.18 Top↑